平成23年度北海道ITS推進フォーラム定期総会および講演会の開催案内


■平成23年度北海道ITS推進フォーラム定期総会(開催済み)
開催日時 : 平成23年6月15日(水)14時00分〜14:30
開催場所 :かでる2・7(520研修室)

 去る平成23年6月15日(水)北海道道立道民活動センターかでる2・7(520研修室)におきまして 北海道IITS推進フォーラム平成23年度定期総会が開催されました。当日は25会員(委任15含む)の参加 により総会は開始されました。

 議事の進行に先立ち、山本会長からご挨拶をいただき、続いて規約に則り会長を議長に選出し、 議事が進められました。

 第1号議案「平成22年度事業報告」について、事務局からの報告後、会員多数承認の元、議案は可決されました。 第2号議案「平成22年度会計報告」について事務局から収入・支出状況を説明し、監事の石本氏から監査報告が された後、会員多数承認の元、議案は可決されました。第3号議案「規約の改定」について、事務局より提案内容 を説明後、会員多数承認の元、議案は可決されました。これにより新たに評議員を置くこととなりました。 なお、評議員は役員会の推薦により特別会員の中から会長が委嘱します。第4号議案「平成23年度役員および幹事」 について、事務局より提案内容を説明後、会員多数承認の元、議案は可決されました。 第5号議案「平成23年度事業計計画(案)」及び第6号議案「平成23年度事業予算(案)」について、 事務局より提案内容の説明後、会員多数承認の元、議案は可決されました。

 以上で予定されていた議案の審議は全て終え、総会は終了いたしました。総会の運営にあたり会員の皆様に 多大なるご協力をいただきましたことについて、事務局よりあらためてお礼申し上げます。
定期総会の様子 定期総会の様子
定期総会の様子 定期総会の様子
内容: (1)平成22年度事業報告
(2)平成22年度会計報告
(3)規約の改定(案)
(4)平成23年度役員および幹事(案)
(5)平成23年度事業計画(案)
(6)平成23年度事業予算(案)

■平成23年度北海道ITS推進フォーラム講演会(第1回)(開催済み)
 日 時:平成23年6月15日(水)15:00〜17:00
 場 所:北海道立道民活動センター かでる2.7 520研修室(札幌市中央区北2条西7丁目)
 主 催:北海道ITS推進フォーラム
 参加者:56名(北海道ITS推進フォーラム会員ほか)

会場の模様 会場の模様
会場の模様 会場の模様

 講演1「地域のモビリティデザインとITS」
 講 師:
 東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻 准教授 羽藤英二 氏
 ・移動空間を人の交流空間としてデザインする。

 ・自動車交通を分断して公園を配置する。これが、交通流の改善に繋がることもある。

 ・都市建設と交通計画は一体的に進める必要がある。今世紀に入りITの発展が人の移動にどのような変化を与え、それに伴い都市形態がどう変化していくか、今その変化の只中にいる。

 ・地域の自然等の特性に適合した都市や交通計画がITSの活用により可能となる。

 ・従来の都市計画が人にとって好ましいものだったかは疑わしい。

 ・これからは、人が主役として歩数を整備効果とするような都市・交通計画が必要となる。

 ・その際、母集団の性質というより、その構成員各々の需要を、ITSを活用して把握し、計画に反映させる必要がある。

 ・また、都市・交通計画には、その専門家に加え、人にかかる福祉、公衆衛生、環境、社会学等々の専門家が参加し、幅広い分野の専門家の掛け合わせで総合的な計画を策定していく必要がある。


講演の模様
講演の模様

 講演2「日産自動車における電気自動車の取り組みについて」
 講 師:
 日産自動車株式会社 企画・先行技術開発本部 技術企画部 主担 人見義明 様
 ・わが社のEV車コンセプトは2050年におけるCO2を2000年比で90%削減することである。

 ・そのためには、IT活用による渋滞改善、エコ運転、EV車等の対策が必要となる。

 ・EV車は現在のガソリン車に比べCO2削減には大きく貢献出来る。

 ・EV車のメリットはエネルギーソースの多様性、エネルギー効率の高さ、操縦の安定性、加速性能の高さ等がある。

 ・ただし、寒冷地では、ヒータ使用がバッテリー容量を減少させ、また氷点下での充電性能の低下がある。

 ・EV車普及には、充電ネットワークの整備、充電技術の向上、EV車電池の家庭消費電力への活用などを進める必要がある。

 ・交通システムの最適化による効率的な移動による低CO2モビリティ−社会を実現していかなければならない。


講演の模様
講演の模様

■平成23年度北海道ITS推進フォーラム講演会(第2回)(開催済み)
 日 時:平成23年11月9日(水)13:30〜16:50
 場 所:札幌市教育文化会館 講堂(札幌市中央区北1条西13丁目)
 主 催:北海道ITS推進フォーラム
 共 催 :北海道土木技術会道路研究委員会
 参加者:63名

会場の模様
会場の模様

 講演1「現場急行支援システム(FAST)」
 講 師:
 北海道警察本部 交通部交通規制課交通管制センター所長 一関 久純 様
 北海道警察が導入している「現場急行支援システム(FAST)」について、システムの概要、期待される効果、今後の整備予定などについてご紹介をいただきました。
 FASTは、信号制御を行うことにより、警察車両、救急車、消防車などの緊急車両が現場により早く到着できるように支援するシステムです。

 システムの導入効果として、
 @警察車両が早期に現場に到着することによる検挙率の向上
 A救急車の早期到着、搬送による救命率の向上
 B緊急走行中における交差点での交通事故防止
 などが挙げられます。実際に運用開始後一ヶ月間の測定では、旅行時間の約14% 短縮や赤信号通過回数の約38%減少などの効果が計測されています。道内では2011年3月末で、札幌市内 78.8km、旭川市内 11.7kmでシステムを運用しているということです。

 札幌市市内における実際の使用状況について、平成23年11月のある一日のデータを見ると、35台の車両が本システムを利用し、内訳は救急車の利用が約95%、警察車両の使用が約5%ということで、救急車の使用が多いことなどをご紹介いただきました。
講演の模様
講演の模様

 講演2「「CAIS」コンセプトに基づいた路面状態判定技術」
 講 師:
 株式会社ブリヂストン タイヤ先行技術開発部 森永 啓詩 様
 タイヤの振動から路面状態を判定する新技術について、コンセプトの概要、路面状態の判定技術、プロトタイプの開発状況、公道での実証実験の概要などについてご紹介をいただきました。

 CAISとは Contact Area Information Sensingの略で、接地面のセンサ信号解析に基づくタイヤセンシング技術の総称です。 1990年代から世界各国で研究されてきたものの課題も多く、実用化に至ってないのが現状でした。今回、ブリジストンではこれらの課題を踏まえ、独自技術を開発して通常走行中、連続的に路面状態を判定するシステムを開発しました。また本システムの特徴のひとつとして、実用化を考慮して電磁誘導式のタイヤ内発電装置を開発したことが挙げられます。

 この技術を利用し、雪氷巡回車用プロトタイプシステムを開発し、公道での精度検証実験を行ったところ、冬期路面状態の正答率が2009年に74%だったのに対して、改良を加えた2010年 は82%となり、精度向上が確認されました。今後は、路面管理現場での運用を通じて実用性評価と更なる改良を予定しているということです。

 会場からの質問として、判定精度に影響を与えるファクター(舗装の種類、測定速度、タイヤの摩耗、タイヤ圧力、カーブなどの道路線形など)に関する質問や、設置する車輪や適用可能な車種に関する質問があり、活発な質疑応答が行われました。

講演の模様
講演の模様

 講演3「社会・産業の発展に寄与するモバイル空間統計」
 講 師:
 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 研究開発センター先進技術研究所
 ネットワークシステム研究グループ 主幹研究員 岡島 一郎 様
 現在の携帯電話ネットワークを利用して「どのような人が、どの時間帯に、どこにいるのか」といった、人口の地理的分布を推計できる「モバイル空間統計」についてご紹介をいただきました。

 このモバイル空間統計では、FOMAのサービスエリアにおいて、年代別、男女別、居住地別に1時間単位のデータが取得可能ということです。なお取得データは個人特定が一切できないよう非識別化処理を行うとともに、秘匿処理も実施して人口統計情報として処理されているということです。

 講演では、人の動きを把握することで、防災や産業、まちづくりなどのあらゆる分野での活用可能性として、具体的にどのような使い方があるか、イメージ化したデモンストレーションを交えて事例を分かりやすいご説明いただきました。

 会場からの質問として、今後のサービスの予定、災害時における活用の可能性、パーソントリップ調査における活用の可能性などについて質問があり、活発な質疑応答が行われました。

講演の模様
講演の模様


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