活動記事

2010年10月20日
平成22年度 第2回地域ITS研究会
日 時:平成22年10月20日(水)
場 所:かでる2・7 特別会議室(8階)

 

講演1
交通分野における iPad / iPhone の活用に向けて
村田 利文 様
(ムラタオフィス 代表取締役・ソフトフロント 技術顧問)

交通分野におけるiPad/iPhone活用に向けてと題して、最新の技術動向と潮流についてお話をいただきました。 iPhone/iPad, Androidはネット利用者の獲得を目指し、インテグレーションによる価値の向上が図られており、 例えば、音声案内機能、音声認識機能、携帯電話のGPS、航空写真の活用、検索機能との連携などが行われている。  

また、カーナビを巡る競争のルールの変化も顕著で、①道案内できるスマートフォンの出現、②クラウドの力、 ③ユーザが喜ぶユーザ本意のサービスがキーワードとしてあげられました。  講演会の中では、実際のiPad/iPhoneを用いたデモやアプリの紹介をわかりやすくご紹介いただきました。


講演の模様
講演2
地図データベースの構築と利活用について
津留 義信 様
(式会社ゼンリン 取締役 事業本部担当)

地図データベースの構築と利活用についてと題して、地図データベースの構築と利活用、および今後の課題と展望についてお話をいただきました。  

講演の中では、ゼンリン設立からの歩み、地図の特徴や仕組みをご紹介とともに、地図データベースで重視している3つの基本方針、 1)信頼性、 2)汎用性、3)優位性について詳しくご紹介いただきました。  

地図データベースの利活用シーンとして、住宅地図ネット配信サービス、カーナビ用地図データの提供、差分更新方式による地図配信、 『高精度地図』の取り組み、3Dデジタル地図利用事例などの紹介とともに、今後の課題として移動支援、行動支援、地域支援などを挙げられました。  

さらに今後の展望として、知・時空間情報を「ライブラリー化」し、活用できる次世代データベースの実現を目指すビジョンについてご紹介いただきました。


講演の模様